Zabbixの構築手順(CentOS 7,MySQL)インストールとログインまで

前書き

Zabbixを構築します。

最終的にはサーバの監視とNW機器(Cisco)の監視をしますが、本記事ではインストールまでを備忘録として記事にします。(機器の監視の設定は行いません。別の記事でご紹介します)

ではさっそくやってみましょう。

 

バージョン

Zabbixを構築する環境は以下のようになっています。

プロダクト バージョン
OS CentOS 7
データベース MySQL 8.0.23
Webサーバ Apache/2.4.6
PHP 7.2.24
Zabbix 5.0

 

事前準備

Zabbixアカウント作成

Linux上に「Zabbix」ユーザと「Zabbix」グループを追加します。Zabbixのプロセスが動くために必要です。




MySQLの構築

ここではデータベースにMySQLを使用します。MySQLをインストールしていきます。

インストールはインターネットに繋がっている状態で、yumで実行することで進めます。(オフラインインストールではないです)

MySQLのレポジトリ登録

CentOS 7にはデフォルトでMySQLのレポジトリは登録されていないので登録します。

 

MySQLのインストール

yumで依存関係を解決しながらインストールします。

 

MySQLのスタートと有効化

systemctlコマンドでスタートを有効化を行います。

 

MySQLのrootのパスワード変更

/var/log/mysqld.log」のrootテンポラリパスワードが記載されているのでメモします。

 

mysqlプロンプトで下記SQL文を発行し、(mysqlの中の)rootパスワードを変更します。




Zabbixのインストール

いよいよZabbixのインストールです。

Zabbixレポジトリのインストール

 

ZabbixサーバとZabbixエージェントのインストール

yumでZabbixサーバZabbixエージェントインストールします。

 

Zabbixのフロントエンドをインストール

「Red Hat Software Collections」をインストール(有効化)します。

 

「/etc/yum.repos.d/zabbix.repo」ファイルを編集して、[zabbix-frontend]の中の「enable」を”1“に修正します。

 

Zabbixフロントエンドのパッケージのインストールをします。yumで依存関係も解決しながらインストールするので、適切なPHP一緒にインストールされます。




Zabbixデータベースの作成

データベース作成とイニシャルスキーマのインポート

MySQLに、Zabbixのデータベースを作成します。

 

zabbix_server.confの編集

/etc/zabbix/zabbix_server.confに、Zabbixデータベースパスワードを記載します。

 

/etc/opt/rh/rh-php72/php-fpm.d/zabbix.confの編集

/etc/opt/rh/rh-php72/php-fpm.d/zabbix.confに、監視するサーバが存在する場所のタイムゾーン記載します。

サービスの起動と有効化

Zabbixサーバ、Zabbixエージェント、Apache、PHPのサービスの起動と有効化です。

 

下記エラーでzabbix_serverが起動できないとき

もしZabbixサーバのサービスが下記エラー起動できないときは、後述するSQLでご対応ください。(詳細はMySQLの公式サイトを参照願います)

下記コマンドを実行します。

詳しくは「6.3.8.1 ネイティブ認証プラグイン」をご覧ください。




Zabbixフロントエンドへアクセス

「http://[サーバのIPアドレス]/zabbix/」がZabbixフロントエンドのアドレスになります。

Web画面が表示されないとき

もしWeb画面が表示されない場合は、以下のことをご確認ください。

  • Zabbix関連のサービスは起動しているか
  • Webサーバ(ここではApache)は起動しているか
  • データベース(ここではMySQL)は起動しているか
  • Linuxのファイアーウォール(firewalldやiptables)が起動していて、ブロックされていないか

 

Zabbixインストールの最終セットアップ

  1. 「Next step」ボタンをクリックします。
  2. Zabbixに必要なコンポ―ネント事前チェックが行われます。すべて「OK」と表示されていれば、「Next step」をクリックします。
  3. Zabbixデータベースの情報を入力します。注意すべきなのはZabbixユーザのパスワードを入力するところです。
  4. [Host]にはZabbixサーバのIPアドレスかホスト名を入力します。[Port]はここではデフォルトの「10051」とします。[Name]は任意です。
  5. インストールサマリ(最終チェック)が表示されるので、確認して「Next step」をクリックします。
  6. インストールが成功した旨のメッセージが表示されれば成功です。「Finish」をクリックします。
  7. ログイン画面が表示されるので、[Username]に「Admin」、[Password]に「Zabbix」と入力して、「Sign in」ボタンをクリックします。(初期状態の固定値です)
  8. ダッシュボード画面が表示されると思います。ここまで来たらインストールは完了と言えるでしょう。

 

機器監視の設定追加は、別の記事で取り扱っていきます。



 

参考サイト

CentOS7にMySQLをインストールして初期設定するまで

CentOS 7にPHP 7.3をインストールしてApache HTTP Serverと連携させる方法

Download and install Zabbix

Zabbix 4.2 インストールメモ(CentOS7 + MySQL 8.0)

MySQL8.0のrootパスワード変更

6.3.8.1 ネイティブ認証プラグイン